ハビエル・アギーレ氏が日本代表監督に就任
アギーレはワールドカップで期待外れだった日本代表のムードを変えようと考えている
日本代表の新監督を決めるに辺り、協会関係者はアギーレと交渉するためにメキシコへ向かった。
“サムライブルー”は、ハビエル・アギーレ氏と契約を交わした。ここ最近ではスペインのクラブチームであるエスパニョールの監督をつとめて2度に渡りメキシコ代表監督を経験したこともある。
散々な結果に終わったワールドカップの後、アルベルト・ザッケローニが監督を退任して以来、日本サッカー協会は新監督について検討を重ねてきた。
日本がグループリーグにおいて得た勝ち点は、退場者を出し10人となったギリシャ相手の、たった1点のみであった。得点はたった2点で失点は6点であった。得失点差で全てのチームを順位付けすると32チーム中で下から4番目、29位の成績となる。4年前にベスト16に進んだのもあり、日本国内ではかなりの失望感が広がった。
メキシコとスペインの両国で19年間過ごしたアギーレにとっては、初の“海外”での仕事となる。アギーレはメキシコ国内リーグで成功した後、メキシコ代表を2002年のワールドカップでベスト16へと導いた。その手腕を買われてスペインのクラブチームであるオサスナとアトレティコ・マドリードの監督となった。2009年にメキシコ代表がワールドカップ予選のスタートダッシュに失敗。結果が伴わなかった為、アギーレ待望論が巻き起こり、再び代表監督に就任することとなった。
彼はメキシコ代表チームの流れを再び変えることに成功し、代表をワールドカップへと導き、本大会においてもグループリーグを突破してベスト16までチームは進んだ。
その後、リーガ・エスパニョーラで監督をつとめ、 レアル・サラゴサとエスパニョールにおいてリーグ戦上位の結果を残している。
日本代表において、アギーレは移行途中にあるチームを率いる。本田圭佑、岡崎慎司、内田篤人、長友佑都らは、次のワールドカップでは全員が30才を超える。一方で、遠藤保仁と長谷部誠の二人は既に30代だ。
アギーレは、オーストラリアで来年夏に開催されるアジアカップのアジアチャンピオンを防衛しなくてはならないが、2018年のワールドカップで決勝トーナメントへと再び進出したいなら、アジアカップ終了後、代表チームに新しい選手を入れる事が必要だろう。
元記事URL:
http://www.sbnation.com/soccer/2014/7/24/5934847/javier-aguirre-japan-manager-world-cup