柿谷がスイスに“銀行口座”を開いた!
バーゼル:日本代表の柿谷曜一朗がスイススーパーリーグにおいて初ゴール。4対1のFCチューリッヒ戦での3点目。交代で入った24才がネットを揺らした。昨シーズン、セレッソ大阪で21ゴールを奪い、今期よりスイスチャンピオンのバーゼルに加入した柿谷。ザンクト・ヤコブ・パルクでの土曜日の試合、激しい攻防が続く61分に交代でゲームに入った。シュケルゼン・ガシが先制したゲームで、柿谷は交代から13分後に彼自身、スイスで初となるゴールを奪い3−1とリードを広げ、チームにアピールした。
2006年AFCアンダー17においてMVPを獲得した柿谷は、残り4分で試合の最後を飾る4点目にも絡んだ。交代で入ったアルゼンチン人ミッドフィルダー、マティアス・デルガドへとアシスト。デルガドは、バーゼルを一度退団した後に、しばらくUAEのアルジャジーラでプレイをして再加入した選手。
「ゴールを取れて嬉しいですね。これでチームメートとファンに名前を覚えて貰えるでしょう。ここに来れて幸せです」とスイスのWEBメディアであるBlickに柿谷は語った。
日本にとってはあまり良い結果とは言えなかった2014年のワールドカップで柿谷は二試合に出場。ユースではなくA代表として出場した大会で自分をアピールした。2013年の東アジアカップの三試合で2得点をあげ、“サムライブルー”の勝利に貢献したが、スイスでも素晴らしい活躍が続くように期待されている。
日本代表の新監督、ハビエル・アギーレは来年オーストラリアで行われるアジアカップの連覇に向けてチームの編成を始めている。
写真:AFP